お気に入りミュージック vol.002
『悲しみよこんにちは』/斉藤由貴
早くも第二弾と相成ったこのシリーズ。書くことがないわけではないが、なかなかまとまらないのだ。
さて、今日紹介するのは、斉藤由貴の『悲しみよこんにちは』。「卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう~♪」でおなじみの『卒業』でデビューした斉藤由貴の、5枚目のシングルである。アニメ『めぞん一刻』のオープニングテーマでもあったので、その流れで知っている人も多いのかもしれない。
この曲、昔のアイドルソングを漁っていたときに出会ったのだが、なんといっても制作陣が凄い。まあ、1970~80年代のアイドルソングは、来生えつこ&来生たかお夫妻、阿木耀子&宇崎竜童夫妻、松本隆に飛鳥涼(チャゲアスのASKA)など、今から見ればそうとう豪華な面々によって生み出された名曲が多いわけだが、この曲もその例に漏れないのである。作詞・森雪之丞、作曲・玉置浩二、編曲・武部聡志。名曲でないはずがない。
それに加えて、斉藤由貴の透明な歌声である。最近なにかとお騒がせ感はあったような気もするが、鼻濁音を添えて歌われる「手のひらのそよ風が」なんて歌い出しを聞くと、そのへんのスキャンダラスな記憶は簡単に麻痺するだろう。ともかくすばらしい一曲である。
「MUSIC FAIR」で玉置浩二とコラボした動画もある。これもまた良い。
私が生まれる前の曲であるけども、昔の曲はいいなぁ~~という感じがすごい。いや、今もいい曲はいっぱいあるのだけれど。とりあえず、今後も昭和の名曲をどんどん紹介していきたい。